教育機関では、生徒や保護者などに連絡をする機会が多々あります。SMS送信サービスを利用すれば、多くの人に迅速に情報を発信することが可能です。本記事では、SMS送信サービスのメリットや、教育機関での活用ポイントなどを解説します。
目次
SMS送信サービス活用のメリット
まずは、教育機関でSMS送信サービスを活用することによって、具体的にどのようなメリットがあるのかを解説します。
SMSは携帯電話番号宛にメッセージを送信するサービス
SMSは、メールと違い携帯電話番号宛にメッセージを送信するサービスです。国内において、携帯電話・スマートフォンの契約数はすでに人口数を超え、ビジネスシーンにおいてはほぼ100%普及していると言っても過言ではありません。普及率が高い通信手段の活用は、メッセージの送信に非常に重要な要素といえます。
SMSは専用ソフトウェアを使用しないので新たにインストールさせる必要がない
SMSは携帯電話に備わっているメッセージの受信機能を利用して送受信を行います。「LINE」など、専用のアプリケーションを通してメッセージのやり取りを行うサービスなどがありますが、このようなサービスを利用するためにはまずアプリケーションをインストールしなければなりません。アプリケーションをダウンロードし、展開し、利用者情報を登録するなど、利用者が行わなければいけない作業が多いため、そうした手間を敬遠してなかなか利用してもらえない可能性があります。その点、SMSは専用アプリケーションなどは必要ありません。面倒な作業を行うことなくすぐにサービスを使えるので、利用してもらいやすいことがメリットです。
SMSはメールと比べて携帯番号宛に送信するため到達率が高い
会員が登録しているメールアドレス宛にメッセージを送る場合、利用者が登録変更を忘れてしまうと、メッセージを送ることができません。また、せっかくメールが届いても「ダイレクトメールは読まずにゴミ箱へ移動」する方も多くいます。さらに、サービス側による迷惑メールフィルターに引っかかり、メールが来たことさえも気づかず放置される、ということもよくあります。
しかし、携帯電話番号は2006年から始まったMNP(携帯電話番号ポータビリティ)によって契約キャリアを変更しても携帯電話番号は変えないという人が多くいます。つまり、携帯電話番号を利用するSMSは、番号変更などによってメッセージが途切れる可能性が低く、利用者へ到達する確率が高いということになります。
SMSは携帯電話の持ち主のみが見るためセキュリティが高い
特定のサイトにログインしてメッセージを確認するようなサービスの場合、IDやパスワードなどを不正に取得され、勝手にログインされる危険性があります。しかし、SMSは携帯電話番号宛にメッセージを送る仕組みであるため、受信した端末以外からメッセージを閲覧することはできません。ゆえに、セキュリティ面においてもSMSは非常に優秀なツールだと言えます。
SMSは開封率が高く、記録に残る
SMSはアプリケーションなどにログインすることなく、すぐにメッセージを確認できます。また、メッセージを受信するたび携帯の画面に受信通知が出るため、届いたときにはすぐに気づくことができます。これらのことから、SMSは開封率が高く、利用者がメッセージに気づきやすいという特長があります。
教育機関では、授業の休講案内や変更案内などの重要なメッセージを送ることが多くあります。SMSは受信したメッセージが文字として残ります。気づいていもらいやすい、かつログが残るSMSは教育機関での利用において非常に優秀なツールであると言えるでしょう。
教育機関でのSMS送信サービス利用例
入学案内のWEB誘導
専門学校が生徒に対して入学案内を行いたいときにもSMS配信サービスは非常に有効です。例えば入学案内用のページに誘導したい場合を考えてみましょう。電話やパンフレットなどでページを閲覧してくれるよう働きかけても、結局自分でサイトを探したり、URLを入力したりしなければアクセスできないため、面倒だと思われる可能性があります。しかし、ショートメッセージの文面に入学案内ページのURLを記載しておけば、メッセージからそのままページにアクセスできるので、閲覧してくれる可能性が高まるでしょう。
資料請求への返答、面談招集、書類手続き連絡
実際に入学を検討している方、もしくは決めている方への連絡手段としてもSMS送信サービスは便利です。例えば、資料請求への返答、面談召集、書類手続きに関する連絡など、必要なお知らせを手軽に送ることができます。入学に向けて、学校と入学希望者はさまざまなやり取りを行います。遅滞なくスケジュールを進行していくためには、スピーディーな連絡が必要不可欠です。SMSは多くの人に素早くメッセージを送ることができ、かつ受信者は手軽にそれを確認できる、教育機関と入学希望者双方にとって利点の多いサービスだと言えます。
授業・講座の休講・変更連絡
何らかの事情により、カリキュラム通りの授業や講座が行えない場合もあります。そのようなとき、すぐに生徒に変更連絡を行わなければなりませんが、SMS送信サービスを活用するとスムーズでしょう。SMSは到達率が高いため、対象生徒に満遍なく連絡することができます。SMSは、メッセージが届いたことに気付いてもらいやすいので、休講・変更連絡などできる限り早く連絡したいケースに向いていると言えます。
保護者への連絡
保護者に連絡するツールとしてもSMS送信サービスはおすすめです。提出が必要が書類を渡すも、生徒が書類を渡し忘れ、保護者まで届かないということはよくありますよね。それを回避するためには、保護者に直接電話した方が良いでしょう。しかし、電話をする手間や、不在などの理由で連絡がつかないことも多々あります。SMSは連絡先として預かっている番号へメッセージを送るれるサービス。保護者からも携帯電話番号の利用についても理解を得やすいかもしれません。
オープンキャンパスの案内
オープンキャンパスの案内も、SMS送信サービスが便利です。一般的なオープンキャンパスの案内方法は「パンフレットの郵送」や「電話勧誘」などが考えられます。パンフレットはイベントの内容が詳しくわかる反面、送付のための封入・封緘・発送などの手間がかかります。また、電話は一度に多くの人にアプローチするのに向かない方法です。
SMS送信サービスを利用すれば、本人の携帯電話に直接メッセージが届きます。また、資料のURLをメッセージ内に記載すれば、パンフレットを印刷したり郵送したりするコストを省くことも可能です。
災害時などの緊急連絡網
災害時の緊急連絡網は学校では必ず整備するものです。一般的に連絡網は電話を受け取った人が次の人に電話をするという形で運用します。しかし、災害時にはそのような作業をしている時間はありません。緊急性の高い内容は、できる限り迅速に連絡する必要があります。そこで便利なのがSMS送信サービスです。SMS送信サービスの一斉配信機能を使えば、多くの宛先に一斉に、素早く連絡が可能。緊急連絡網はスピードと確実に送ることが重要ですが、高い到達率がメリットであるSMSを利用すれば、災害対策を強固にできるでしょう。
APIでのシステム連携による業務効率化
非常に便利なポイントの多いSMS送信サービス。その機能性をさらに高めるのがAPIでのシステム連携です。システム連携を行うことにより、SMS送信サービスはより大きな業務効率化の手助けをします。具体的にどのような効率化が可能なのか説明していきます。
SMS一斉送信を自動化することで効率化できる
SMSを送信する上で最も労力がかかるのは送信作業です。基本的に送り先が多ければ多いほど手間や時間がかかります。しかし、SMS送信サービスの一斉送信機能利用すればその手間はなくなります。さらに、APIでSMS送信サービスのシステムと業務で利用しているシステムを連携させることで、SMS専用のインターフェイスを使わなくても、業務システム側から一斉送信の操作ができます。APIを利用することにより、より効率的にSMSを使うことができるのです。
SMS一斉送信を自動化することで効率化できる
また、送信後結果の確認にもAPI連携は便利です。通常、SMSの送信結果は契約しているサービス提供会社の専用WEB画面にログインし、確認やダウンロードを行いますが、APIで自社システムと連携させておくと、自社システムに登録している顧客(会員・生徒)画面にSMSの送信結果を反映できます。電話やメールでのやり取りに加えてSMS送信の結果も一元化でき、業務効率や顧客満足度のさらなるアップが期待できます。
教育機関でのSMS活用まとめ
教育機関や学習支援業を行う事業所などにおいて、SMS送信サービスを活用することにより、コストカットや業務効率化を進めながら、よりスムーズな事業の実施を実現できるでしょう。なお、日本テレネット株式会社が提供するSMS送信サービス「SMS HaNa」は、今回紹介したようなSMSの特長・メリットを活かした非常に高機能なサービスです。
WEB上の管理画面からのSMS配信とAPI連携でのSMS配信、2種類のツールを提供しており、各利用者の異なるニーズに対応しています。また、4キャリア直収接続による高い到達率、1時間10万通の大量配信が可能な配信スペック、常時有人監視体制による高セキュリティなど、快適にサービスを利用できるポイントが多数揃っています。SMS送信サービスの導入を検討いている方は、ぜひ詳細について問い合わせをしてみてください。 SMS送信サービスを活用してスムーズな連絡体制と業務の効率化を実現しよう SMS送信サービスには、教育機関の業務にマッチするようなメリットが多数あります。サービスを導入すれば、これまで費やしていた労力・時間 コストをカットし、よりさまざまな事業に力を入れることができるでしょう。ぜひこの記事を参考にしながら、SMS送信サービスを活用して、スムーズな連絡体制と業務の効率化を実現してください。
サービス活用事例:緊急連絡はSMSで。SMS HaNa活用事例インタビュー-株式会社朝日カルチャーセンター様-の記事もぜひご参照ください。
SMS HaNaの強み
日本テレネットのSMSサービス「SMS HaNa」が、よくあるお悩みをすべて解決します。
キャリア直収サービスで99%の到達率を実現
国内正規ルート経由によるキャリア(NTTドコモ、au、ソフトバンクモバイル、楽天モバイル)直収接続で、到達率99%以上の高い品質を実現。
利便性を高める機能を用意
メッセージの差し込みの10か所対応、短縮URLの最短文字での実現やURLのクリック状況の計測など、導入効果を高める機能を実現しています。
API連携にも対応
Webの管理画面からのSMS配信に加えて、貴社基幹システムとのAPI連携によるSMS配信にも対応。用途に応じた配信方法が可能です。
SMS HaNaの導入事例
カルチャースクール
見てくれないメールから、見させるSMSへ!
新潟県でカルチャースクールを運営するA社は、実施する講座の変更案内をメールで行っていた。しかしメールの開封率は低く、変更前の日時に出席してしまうトラブルが多発。対応策として電話連絡を実施することとなり、業務の大きな負担になっていた。
自動車ディーラー
来店の予約にSMSを活用!
滋賀県で自動車ディーラーを営むS社は、各店舗に来店予約をしたお客様に対して、来店日の前日や、当日に予約確認電話をかけ、キャンセル、変更がないか確認していた。日中電話がつながらないことも多く、どうしても遅い時間帯での連絡なり、結果クレームになることも多くなっていた。メールで代用しようとも考えたが入力を嫌がる顧客も多く、連絡業務の効率化に頭を悩ませていた。
インターネット通販会社
SMSで休眠顧客の掘り起こしに成功!
東京都で美容商材のネット通販を営むM社は、自社通販サイトのリピート率の低下に頭を悩ませていた。商品案内としてメールマガジンを送っているものの、CVRは低迷。売上アップのためにリスティングやバナー広告などを出稿するも、結果は芳しくなく、新たなプロモーション方法を模索していた。
保険業
更新案内はSMSで「気づいてもらう」
東京都で保険の代理店を営むA社は、保険契約の更新に伴う書類の送付案内を電話で行っていた。重要な書類なため必ずお客様に連絡をする必要があったが日中はなかなかつながらず、時間帯や日にちを変えて何度も電話をすることに。業務上の大きな課題となっていた。
不動産取引業
顧客への案内をSMSで一本化!荷電業務を最小限に!
大阪府で不動産取引業を営むO社は、営業活動の一環として、取り扱う物件の案内を過去問合せをもらった顧客へ電話で行っていた。しかし、電話に出る顧客は少なく、効率の悪い業務に。また、書類送付の案内や返信の督促も電話で行っており、「電話業務」自体が課題になっていた。
不動産賃貸業
「聞いてない」「知らない」をSMSで解決!
東京都で不動産賃貸業を営むA社は、物件の内覧希望者に対して、日程の案内や日時の変更対応を電話で行っていた。また、内覧当日には物件オーナーへの連絡も電話で行っているものの、つながらない、入れ違いなどの理由で訪問してもカギが開いていない、お客様が来ないなどのトラブルも度々発生していた。
調剤薬局
「服薬フォロー」はSMSで万全に!
福岡県で調剤薬局を営むY社は、改正医薬品医療機器等法により2020年9月から始まった「服薬フォロー」の義務化に対する対応を検討。荷電は人員不足、メールアドレスは取得率、郵送は届くまでの期間がかかるなどの理由で頓挫。効率的な手法を模索していた。