セミナーを開催する上で担当者が頭を悩ましがちな参加者の集客。企画から開催までに多くの時間や労力がかかるセミナーだからこそ、多くの人が来て欲しいと思いませんか?この記事ではオンライン・オフラインそれぞれのセミナー集客方法と、セミナーの集客効果を高めるポイントについて解説していきます。
目次
セミナーの集客方法(オンライン)
Webサイトで告知する
自社のWebサイトにセミナー用のページを作成し、開催日や申込方法などを記載するオーソドックスな方法です。その他お知らせページでの告知やトップページにセミナーのバナー画像を掲載するのもおすすめです。
SEO対策を行う
SEO対策とは「Search Engine Optimization」の略称で、日本語だと「検索エンジン最適化」と訳されます。SEO対策を行うことで、自社のWebサイトがGoogleやYahoo!などの検索エンジンにて上位に表示されるようになります。これによりセミナー告知のページへの訪問者が増え、集客の効果を上げることができます。SEOは自社で行う事もできますが、即効性が低く、効果が出るまでに時間がかかります。SEOを専門に行っている会社もありますのですぐに効果を出したい場合は問い合わせてみてもいいかもしれません。
メールを送る
既存顧客や見込み客など、保有しているメールアドレスへ募集内容を送ります。1件ずつ送るのではなく、メール配信サービスなどで一斉に送ることで手間や時間を削減できます。ただし、闇雲に送っても読まれずメールを削除されるのが関の山。特にメールの件名や本文内容は簡潔にすることをおすすめします。「誰」に「何」のセミナーが「いつ」開催されるかを明確にし、メールを受け取った人が興味を持つような内容で伝えられるかが重要となります。
※販売目的のメールを送付する場合は特定電子メール法の対象となるため、送信先へは事前に承諾(オプトイン)を取る必要があります。
Web広告を出す
Web上のメディアに掲載される広告を用いてセミナー集客を行う方法です。一般的にインターネットを通じた広告では、すべて「Web広告」に分類されます。Web広告はターゲットを絞って配信できること、効果測定ができ、少額からでも始められる点などがメリットです。
セミナーポータルサイトで募集する
セミナー集客や告知に特化した「セミナーポータルサイト」で募集する方法です。来場者の多くは自分が参加したいセミナーを探しています。ですので、セミナーポータルサイトからの申し込みは、参加後に受注につながる可能性の高いリードとなり得ます。セミナーのタイトルやキャッチコピーを工夫し、申し込みの確率を上げていきましょう。
集客代行業者へ依頼する
「集客代行」とはセミナー開催者のかわりに集客を行ってくれるサービスのことです。集客行そのものを専門業者へ委託することで、費用は発生しますが自社で集めるより効率的に集客できます。集客代行業者ごとに料金や条件は異なりますので、事前に打ち合わせなどを行い参加者のミスマッチが起こらないようにしましょう。
メールの署名欄に情報を入れる
普段使っている社員のメールの署名にセミナー開催の概要を記載する方法です。セミナー開催以外にも新サービスやキャンペーンの案内などで活用できます。
SNSで告知する
自社や代表者のアカウントを利用し、Facebook・Twitter・InstagramなどのSNSで告知を行う方法です。フォロワーや投稿内容に興味がある人の目に触れさせることで、セミナー集客につながります。多くのSNSは無料で使えますが、Twitter Blueやプロモーションなどの機能使う場合は料金がかかります。
セミナーの集客方法(オフライン)
チラシやポスターを活用する
セミナーの開催日時や概要を記載したチラシやポスターを作成し、訪問先で配布する方法です。印刷などの費用がかかりますが、文字のフォントやイラストなどを盛り込むことで目に留まりやすい内容となるので、視覚的に相手へと訴求できます。
ハガキやDMを活用する
チラシやポスターと同様に、セミナーの開催概要を記載したハガキやDM(ダイレクトメール)を作成・送付する方法です。作成・郵送費用がかかりますが、直接相手へ持っていく手間が削減できます。
自社サービスを使っているユーザーの口コミを活用する
自社のサービスを利用しているユーザーの口コミや導入事例をもって訴求する方法です。実際にサービスを利用した感想を活用することで、参加者はよりリアルな情報が手に入ります。
取引先へFAXで案内する
既に自社と契約のある取引先へFAXでセミナーの案内を行う方法です。原稿紙面に申込欄を設けることで必要情報を書いてすぐに送れるという手軽さがメリットになります。また、セミナー申込ページのQRコードを入れておくことで、スマートフォンからその場で申込をもらえる可能性も高くなります。
セミナー集客効果を高める4つのポイント
集客方法について書いていきましたが、ここからは更にセミナー集客の効果を高める4つのポイントについて解説していきます。どれも些細な内容ですが、ちょっとした工夫を行うことで集客の可能性が上がりますので、集客が伸び悩んでいる時に見直してみて下さい。
課題を解決できそうな企画内容にする
参加者が抱えている業務上での課題を解決できそうな企画内容を組めるようにしましょう。そのためにはまず「集客したいターゲット」を明確にすることが大切です。例えばセミナーの開催の目的が新規契約なのか、あるいは既存顧客の囲い込みであるかなど、テーマによっても企画内容は変わってきます。開催するだけで終わらないよう、企画は十分に練り上げましょう。
参加するメリットを明確にする
セミナーの参加者が参加することで得られるメリットを明確にする必要があります。参加特典などももちろん大切ですが「これだけはセミナー参加者へ伝えたい」という内容を明示し、集客時の概要に記載しておくと、より効果的となります。
新規と既存それぞれに合った集客方法を実施する
様々な集客方法がある中で、新規と既存それぞれの属性にあった集客方法を使い分けましょう。新規向けであればWeb広告をはじめとしたオンラインで告知、既存へは担当営業から直接案内するなど使い分けましょう。
開催日前のリマインダーを実施する
申込日と開催日が遠ければ遠いほど、参加者が開催日時を忘れがちです。主催者はセミナー参加者へのリマインダーを開催日の前日に送るようにしましょう。また、当日参加できなかった人向けに当日の動画をWEBから視聴できるようにしておくなどのフォローアップも重要です。
即効性がある方法としては意外にもFAXが効果的
当社でも毎月セミナー開催を行っていますが、さまざまな理由で集客がうまくいかない月も存在します。つい最近にも開催直前にもかかわらず目標数に足りていないということがありました。そこで、既存顧客向けへセミナーの告知をFAXで行うことにより、目標人数に到達できました。デジタル化が唱えられている昨今においても、事務所に直接届く、視認率が高いFAXの告知はあなどれません。
※FAX一斉配信サービス『L-net』サービスについてはこちら
まとめ
セミナーの集客方法にはそれぞれに特徴があり、開催するセミナーの内容や参加してほしいターゲットによって選ぶべき手段は異なります。1社でも多く、受注につながるセミナー参加者を獲得できるよう、企画から開催までに課題を洗い出し、適切な方法でセミナーを成功させましょう。