2006年に誕生し、今年で18年目を迎えるTwitter。多くのユーザーや企業に支持され、情報発信ツールやコミュニケーションツールとしての地位を確立しています。そんなTwitterが2023年2月に発表した、「TwitterのSMS認証廃止」の情報。「今までSMSで認証していたが、今後はどうすれば?」とお思いの方も多いでしょう。この記事ではこのニュースの解説と仕様変更以降の設定方法について解説いたします。
TwitterのSMS認証が変更される
TwitterのSMS認証が廃止されるのは2023年3月20日と発表されています。Twitterはセキュリティを保つためにログイン時の「2要素認証」を推奨しています。これまで提供していた2要素認証は以下のとおりです。
SMS認証
Twitterから携帯電話番号宛にSMSが送信されたメッセージ内のログインコードをアプリに入力し、認証する方式です。
認証アプリ
Twitterとは別のアプリと連携して、認証する方式です。iPhone(iOS15以降)には2要素認証用のコードを自動的に生成する機能が標準で備わっていますが、Androidは「Google 認証システム(Google Authenticator)」を使用する必要があります。Androidで2要素認証を行う際は、設定を行う前にGoogle Playストアからインストールしておきましょう。
セキュリティキー
USBをキーにして認証する方式です。USBは端末に直接刺す方法や、NFC経由で認証する、さらにNFC+Bluetoothで認証するなどの方法があります。
Twitter Blue(有料ユーザー)のSMS認証は継続
今回の変更でSMS 認証が廃止されるのは、無料ユーザーのみです。2023年1月11日に開始した有料サービス「Twitter Blue」を利用しているユーザーは、継続してSMS認証が利用できます。
Twitter Blueとは
アカウント作成後90日以上経過しているなどの条件をクリアしているユーザーが申し込めるサブスクリプションです。長尺動画の投稿、アプリアイコンの変更、ツイートの取り消し・編集、タイムラインへの優先表示などが可能になります。個人でも申し込めますが、ビジネスにおいて便利な機能が多く使えるようになります。
2023年3月20日以降の無料対応方法
Twitterの無料ユーザーのうち「SMS認証」を行っているアカウントは3月20日までに変更を行わないと、自動的に2要素認証が無効化されてしまいます。アカウントの乗っ取りや不正利用のリスクが上がりますので事前に対応しておきましょう。
SMS認証以外の認証への変更方法
SMS認証から他の認証への変更は、以下のとおりです。
①Twitterにログインし、「設定とサポート」をクリック
②「セキュリティとアカウントアクセス」をクリック
③「セキュリティ」をクリック
④「2要素認証」をクリック
⑤「認証アプリ」か「セキュリティキー」をクリックして設定
2023年3月20日以降、2要素認証で「テキストメッセージ」を選択すると、Twitter Blueの契約を促すメッセージが表示されています。
まとめ
日々対応に追われるセキュリティ対策。一度設定すればずっと安心というセキュリティはありません。Twitterの設定変更を機に、普段使っている他のサービスの確認、設定変更をしてみてはいかがでしょうか。
前述の通り、TwitterのSMS認証はTwitter Blueでは継続されます。認証コードが届かない場合は、こちらの記事を参考にしてください。