手軽にコミュニケーションが取れることから個人間のやりとりだけでなく、ビジネスシーンでも活用されているSMS。そんなSMSは、スマートフォンからの発信だけでなくパソコンからも送ることができるのはご存じでしょうか。この記事では、SMSをパソコンから送る方法や、利用時のポイントについて解説します。
SMSとは
SMS(short message service)とは携帯電話番号やスマートフォン同士で短い文章(テキスト)によるメッセージを送受信するサービスのことです。SMSは2011年のキャリア間相互通信の解禁後ビジネスシーンでの利用が拡大。リマインダや本人確認などさまざまな場面で活用されています。
なぜSMSがビジネスシーンで注目されているのか?
電話やメール、LINEなどのメッセージアプリなど、ビジネスシーンにおいてメッセージを伝達するツールはたくさんあります。その中でなぜSMSが注目されているのでしょうか。
本人に届きやすい
SMSは携帯電話番号宛にメッセージを送信するサービスです。送信先の携帯電話番号は、キャリアとの契約時、審査が必要。ゆえに、審査受けた本人が使う可能性が高いため、本人に届きやすいサービスだと言えます。
到達率が高い
2006年のMNP(Mobile Number Portability-携帯電話番号ポータビリティ-)導入により、携帯電話番号の契約先が変わっても番号が変えずに使えるようになりました。一方メールは現在でも原則キャリアがかかわるとメールアドレスの変更が必要です。SMSは携帯電話番号宛てにメッセージを送るサービスですので、送信先が変わるリスクがメールと比べて低く、到達率が高いことが特長です。
視認率が高い
SMSはメールと違い端末にメッセージが着信すると、自動的に画面に表示されます(プッシュ通知)。画面に送信元の発信者番号とメッセージの一部が表示されるため視認率が高く、確実に見てほしい内容の送信に適しています。
パソコンからSMSを送る方法(個人向け)
パソコンからSMSを送る場合、お手持ちのスマートフォンと連携が必要になります。携帯端末からでSMSを送る場合は、1日に200通までしか送れないキャリア側での通数制限があります。複数の宛先へ送る必要がある際は、送信回数に注意しましょう。
WindowsとAndroidを連携して送る
1. お手持ちのパソコンにGoogle playから「メッセージアプリをインストール」する。
2. メッセージアプリをパソコン上のブラウザで立ち上げる。
3. Android端末側でメッセージアプリ内にある「デバイスのペア設定」をタップし、QRコードのスキャンを選択する。
4. パソコンのブラウザ画面に表示されているQRコードを読み取る。
5. 読み取り完了後、パソコン側で「新しい会話」をクリックし、送り先を選びメッセージ内容を作成し、送信する。
MacとiPhoneを連携して送る
1. Macにて「メッセージ」アプリを開く。※Apple IDのサインインをもとめられた場合は、連携するiPhoneと同じIDでサインインする。
2. iPhone端末の「設定」画面より、「メッセージ」をタップし、「SMS/MMS転送」を選択すると、先ほどサインインしたMacが表示されるので、スライドしアクティブに設定する。
3. 連携終了後、iPhone端末上でやりとりしていたメッセージ履歴がMacに表示されるようになるので、新しいメッセージを送信する場合、画面中央上部にある四角のマークをクリックし、送り先を選びメッセージ内容を作成し、送信する。
パソコンからSMSを送る方法(法人向け)
業務でSMSを利用する際、ネックになるのが1日あたりの送信通数制限。また、一斉にメッセージが送信できない点も非常に不便です。しかし、その課題は法人向けに提供されている「SMS送信サービス」を使えば解決できます。
SMS送信サービスとは
「SMS送信サービス」は、インターネットを経由してサービス事業者のSMSゲートウェイに接続、送信先の携帯電話番号へメッセージを送信する法人向けサービスです。携帯端末から送信する際にネックになっていた送信通数制限の回避や一斉送信機能ができるのはもちろん、予約送信やテンプレートの登録、差し込み送信などの機能が利用できます。
SMS送信サービス選定のポイント
ここでは、SMS送信サービスを選ぶ上で押さえておきたいポイントについて紹介していきます。
「国内直収接続」のサービスであること
SMSは、確実に空いて位に届けたい情報を発信する際に必要なサービスです。SMS送信サービスには、2種類の送信網があります。ひとつは「国内直収接続」もうひとつは「海外網接続」です。費用としては「海外網接続」のほうが比較的安価ですが、キャリア独自のフィルタリングや国際SMSの受信拒否設定などが原因でメッセージが届かなくなることがあります。一方「国内直収接続」はサービスから直接キャリアの送信ゲートウェイに接続し、送信をする仕組みですので、高い到達率が期待できます。
必要な機能が使えること
SMS送信サービスでは様々な便利な機能が利用できます。個別の情報を送信するためには「差し込み送信機能」、定期的に送信することがあれば「予約送信機能」、複数人で活用する場合は「管理者・ユーザー機能」など業務に必要な機能が使えることを確認してから選ぶようにしましょう。
API連携で自社システムと連携できること
リマインダや2段階認証(2要素認証)など、システムから自動的にSMSを送る場合、Web-API経由で送信する必要があります。多くのSMS送信サービスはWeb-APIを提供しています。連携するシステムの仕様と合わせられるかどうか、トライアル環境があるかどうかなど確認しておきましょう。
まとめ
SMS送信サービスを活用すれば、今までより円滑なコミュニケーションが可能になります。弊社が提供しているSMS送信サービス「SMS HaNa」は最長2ヶ月、3,000通が無料で使える「フリートライアルプラン」もご用意しております。お気軽にぜひお問い合わせください。