LINEなどの無料で利用ができるコミュニケーションアプリが普及したことで、格安SIMを使ううえでも、電話番号のみでメッセージが送受信可能な「SMS機能」はあまり利用されなくなってきています。しかし、格安SIMカード(MVNO)を利用するにあたって、「SMS機能」はもう必要のないものなのかと言えばそんなことはありません。「SMS機能」がなぜ必要なのかということをこれから説明していきます。
格安SIMカードでSMSは使えるの?
格安SIMカードの契約を申し込む時には、携帯電話回線を使う「音声通話SIM」と、インターネット接続のみ可能な「データSIM」から選択します。
SMSは携帯番号宛てにメッセージを送る機能になるため音声通話SIMではSMSを使うことができます。しかしデータSIMの場合はSMSが使えないケースもあります。
データSIMの場合オプション等を設定すればSMSを使えるようになる可能性もあるので、まずは自分のSIMカードがどちらのものか契約を確認してみましょう。
格安SIMにも【SMS】は必須!SMS機能のメリット
「SMS」に対応したSIMカードは「SMS」に非対応のSIMカードに比べ、月にかかる費用が100円~200円は上がってしまいます。それでも「SMS」が必須扱いであるのには理由があるのです。
会員制サービス・アプリの本人認証に使える
さまざまな便利な機能が利用できるスマートフォンはもはや日常生活の必須アイテムだと言っていいのではないでしょうか。スマートフォンで利用できる金融機関などの会員サービスや、アップルストア、googleストアなどで入手が可能な便利なアプリ。しかし、これらを利用するには本人認証が必要なことが多いです。「SMS」があるとこれらの利用で一時的に発行されるパスワードが「SMS」宛に送られてくるので助かります。
LINEやメールアドレスを知らない人への連絡も可能
「SMS」は「short message service」の略称で、電話番号さえわかれば70文字ほどのテキストメッセージを伝えることができるサービスです。相手に伝えたいメッセージがあるのに、LINEもメールアドレスもわからない時に重宝します。
「圏外」表示を避けることで、バッテリー消費を抑えられる
「アンテナピクト問題」というものがあるのをご存知でしょうか。「アンテナピクト問題」とはデータ通信専用SIMのような「SMS」非対応のSIMカードをスマホで取り扱うことで発生してしまう問題です。この問題が発生してしまうとデータ通信は問題なく利用できるものの、通話のアンテナアイコンが圏外として表示されてしまいます。つまり、スマホが常に接続先を探してしまうことで、バッテリーの消費が通常よりも早くなってしまうのです。しかし、「SMS」に対応しているSIMカードであれば、この問題に悩まされることはありません。
LTE電波が掴みにくくなる問題を回避できる
通話機能をあまり必要としない「iPad」のようなタブレットには、「SMS」に対応していない格安SIMカード、つまり「データ通信専用SIM」を使っている人が多いと聞きます。ただし、これには注意が必要で、「データ通信専用SIM」を「iPad」で使用した場合、LTE電波を掴みにくくなるという問題が生じることがあります。 今ではLTEがしっかりと普及していますが、地下やトンネルなどLTE電波が届きにくいところはまだまだあります。LTE電波を掴むのに時間がかかってしまうようだと、電波が途切れるたびに被るストレスはなかなか馬鹿にはできなくなります。ただし、「SMS」対応のSIMカードを使っていれば、何も関係のない問題です。
SMS認証が必要な主なアプリやサービス
「SMS認証」は不正利用の防止のためにとても有用な方法で、携帯電話番号を参照して本人認証を行います。スマートフォンの必須アプリともいえるものに「LINE」がありますが、この「LINE」は「SMS認証」を行うことで本人かどうかの確認を行っているアプリです。「LINE」の他にも「メルカリ」や「ポイントサイト」、「アメーバピグ」といった有名なサービスが、「SMS認証」で本人かどうかを確認しています。 クラウドサービスの有名どころである「Gmail」や「Dropbox」も、アカウントやパスワードだけではなく、「SMS認証」を採用することでセキュリティを高めています。「SMS機能」はセキュリティ面でも大きな役割を果たしているのです。
SMS対応の格安SIMカード(MVNO)比較
ここでは、格安SIMカード(MVNO)が利用できる主要4社をピックアップしてみましたので、比較していきましょう。
いずれも送信には料金がかかります。(2023年1月20日時点の情報です。)
mineo(マイネオ)
月額料金はSIMのタイプ×基本データ容量で変動します。
SMSを利用する場合は、音声通話+データ通信のデュアルタイプを選べばすぐに使えます。
また音声通話が含まれないSIMのシングルタイプでも、SMSオプションを申し込めばSMSが使えます。
契約プランによっては追加の利用料金がかかる場合があるので、しっかり確認しましょう。
Y!mobile(ワイモバイル)
Y!mobileは大手通信社、ソフトバンクのサブブランドです。
基本のプランはシンプルS/M/Lの3種類。高速データ通信容量が違いになっています。
SMSは申し込み不要で、すぐに送受信を始めることができます。
UQ mobile
プランはS、M、Lと3つあります。
SMSの利用は月額料金や申し込みは不要です。また迷惑SMSブロック機能などもついています。
BIGLOBEモバイル
SMSはほとんどのプランでは利用できますが、SIM種別が「データSIM」の場合はSMSが利用できません。SMSを利用するには、「音声通話SIM」か 「SMS機能付きデータSIM」への変更手続きが必要です。
必須の「SMS」だがまだまだ強みがある
無料でメッセージのやり取りができるLINEのようなアプリはとても便利です。しかし、「SMS」にはLINEにはない強みがあります。「SMS」の強みは電話番号さえわかれば、スマホだけではなくガラケーにもメッセージを一括送信できることです。これはビジネスにおいても大きな武器になるでしょう。SMS一括送信サービスを利用するのであれば、まずは「SMS HaNa」に問い合わせてみることをおすすめします。
SMS一斉送信サービスの便利な機能
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