
契約確認やインストール時の本人認証、宅配便の通知など、さまざまなシーンで利用が広がっているSMS(ショートメッセージサービス)。
SMS送信サービスを利用している企業にとって最も重要なのは、SMSが「届く」、そして「見てもらう」ことです。
しかしSMS送信サービスを利用していて、「せっかく送ったのに、読んでもらえない…」と思ったことはありませんか?
もしかしたら、「どこから届いたのか分からない」と敬遠されているのかもしれません。
SMSの内容によって、到達率や視読率(読んでもらえる確率)は変わります。
今回は、届く、見てもらえるSMSの送り方をご紹介します。
SMSをスマートフォンから送信した場合
個人の携帯電話やスマートフォンからSMSを送信した場合は、送信者の電話番号が発信者番号として自動的に表示されます。
その電話番号が電話帳やアドレス帳に登録されていれば、受信者の端末にはその名前が表示されますので、誰から送られてきたSMSなのかすぐに分かります。
SMS送信サービスから送信した場合
しかし、スマートフォンではなくSMS送信サービスを利用して送る場合、サービスで設定している文字列や数字が表示されます。
表示方法は大きく分けて3種類あります。
電話番号表記
送信者が設定した11~12ケタの番号が表示されます。
また、お店やサービスの電話番号を設定することで、折り返しの電話をしていただくことも可能です。
電話番号表記のSMSは「国内直収接続」で送ることができますので、到達率も期待できます。
※サービス提供会社によっては返信が可能な「双方向通信」を提供していますが、送信料金以外に月額基本料金や従量費用がかかることがあります。

※iPhoneの場合
H4:電話番号が「+81」と表記される場合も
SMSの番号表示が「+81」で始まっていると、海外からかな?と何となく怪しまれるケースも。
国際電話識別番号と国番号の組み合わせの「+81」は、海外サービスからSMS発信された際に表示されます。特に海外企業のサービス(GoogleやAmazonなど)で届くSMSはこのパターンが多いです。
いずれにしても、国内直収接続で日本の番号表記の方が受け取った方は安心です。
共通番号表記
キャリアが設定した5~6ケタの数字が表示されます。
「共通番号」での送信は国内直収接続で送られることが多く、非常に高い到達率が期待できます。また、送信先へ事前にその数字を通達する、自社のウェブサイトへ掲載するなどしておくことにより、なりすましのリスクはアルファベット表記より軽減できます。
しかし、他の会社が同じSMS送信サービスで共通番号を利用して送信した場合、受信者はその共通番号のボックスに複数の会社からのSMSを受信することになります。
その結果、重要なSMSが埋もれてしまうリスクが発生します。
アルファベット表記
送信者が設定したアルファベットが発信者番号欄に表示されます。
送信者の会社名や店舗名などを設定することにより、誰から届いたかが分かりやすいという特長があります。
しかし、どのような文字列でも表示できてしまうため、悪意のある第三者によるなりすましの危険性があります。
また、アルファベット表記で届くSMSの多くは「海外通信網」を経由して送信されることが多く、国内直収接続(国内通信網)から送られるよりも届きにくいという特徴もあります。
各発信者番号設定のメリット、デメリット
送信者、受信者ともにメリットがある「電話番号表記」のSMS(ショートメッセージサービス)ですが、デメリットもあります。アルファベット表記、共通番号表記、電話番号表記それぞれのメリット、デメリットをまとめてみました。それぞれ特徴がありますので、用途によって使い分けるといいでしょう。

費用面でのデメリットはありますが、SMSの発信者番号では、電話番号表記がおすすめです。
メッセージのURLについて
誰から送られてきたメッセージなのかと併せて、受信者が心配をされることの1つにメッセージ内からWEBへ誘導する「URL」があります。
届けたい情報を確実に見ていただくために、ここにも注意が必要です。
SMS(ショートメッセージサービス)で送信したメッセージからWEBサイトへの誘導は、メッセージ内にURLを挿入することで可能です。
しかし、メールと違い、SMSはhtmlなどの表現ができず、送れるのはテキストメッセージのみ。
あまり長いURLを書いてしまうとメッセージ自体が長くなり、文字数によって送信料金もかさみます。
そこで、活用をおすすめするのが、SMS送信サービスが提供している「短縮URL」です。
長いURLを短い文字列に変換できる
多くのSMS送信サービスは、オプション機能として「短縮URL」を提供しています。
短縮URL機能は、文字数が多く、メッセージ内に挿入できないURLを20~22文字程度の文字列に変換し、挿入できる機能です。
この機能を使うとSMSのメッセージ内にURLを掲載しやすくなります。
クリックカウントが取れ、誰が対象のURLを見たのかがわかる
また、短縮URLには「クリックカウント機能」が搭載されています。この「クリックカウント機能」は、メッセージ内の短縮URLをクリックした送信先が確認できるというもの。
クリックの有無や日時やクリック数など、サービス提供会社により機能は異なりますので、利用の前に確認しておきましょう。
「独自ドメイン設定」でURLの信頼性をさらに向上
短縮URL機能は、SMS送信サービス提供会社が設定した文字列を使うのが一般的です。
しかし、受信者にとっては「知らないURLをクリックする」ことに抵抗がある人も少なくはありません。
その対策として「独自ドメイン設定」というオプションを提供しているサービスがあります。
自社の店舗名やブランド名を設定しておけば、受信者が安心してWEBへアクセスしてくれるようになります。

SMS HaNaは、お客様に確実にメッセージを届けます
弊社のSMS HaNaは、受信者様へ安全・安心なSMSをお届けできるよう、「発信者番号設定」を無料で設定することができます。
また、発信者番号の追加や変更も無料で行えますので、部署や用途により、番号を使い分けて送ることができます。
もちろん、すべての送信を「国内直収接続での送信」で実施しています。
「短縮URL機能」、URLの安心感を高める「独自ドメイン」の設定も可能です。
まとめ
せっかく文面を工夫しても、お客様に見てもらえないと意味がありません。
SMSを警戒されないために、発信者番号の表記は非常に需要です。
また、送ったSMSを読ませる、WEBサイトへ誘導するための工夫も重要です。
これからSMSを使う方、すでに使っているが効果に課題を感じている方は、ぜひSMS HaNaまでご相談ください。










