
様々な販促手法がある中で、デジタル広告やメールマーケティングは多くの方に利用されていますが、即時性や手軽さ、広範囲なリーチ力などの強みにより、FAX一斉送信サービスはBtoB領域や特定業種で今なお根強く支持されています。
本コラムでは、なぜFAX送信サービスが今でも販促手段として選ばれているのか、その理由や活用シーン、配信効果を高めるためのポイントを詳しく解説します。
FAXでの販促を検討中の方や、既存のマーケティング施策に新たなチャネルを加えたい方はぜひご一読ください。
販促手段として見直されるFAX送信
販促ツールといえば、メールやSNS広告、Webサイトの活用が昨今の主流ですが、実は「FAX送信」も今なお有効な手段として一定のニーズがあります。
とくにBtoB領域やFAXを日常的に活用する業種では、FAXを利用した情報提供が高い反応率を生むことがあります。
そんなFAXも近年では、インターネットFAXや複合機でのデータ受信が主流となり、紙に印刷せずデジタルで内容を確認する運用も増えています。
ただ一方で、業種や業務フローによっては受信したFAXを印刷して確認・共有するケースもまだあり、メールと比較して「目に留まりやすい」といった点が評価されています。
インターネット環境があれば、どこでも使える柔軟性
FAX送信サービスは一般的にWebサービス(ASP)形式で提供されており、インターネット環境さえあれば、オフィス内はもちろん、外出先や在宅勤務中でも利用できます。
専用ソフトのインストールや機材の準備も不要なケースが多く、ログインすればすぐに送信設定やリストの管理が行えます。
また、パソコンから原稿をアップロードし、配信リストを選ぶだけの簡単な操作で、一斉送信が完了する手軽さも大きな魅力です。
テレワークの広がりや営業担当者による外出先での利用、複数拠点での業務にも対応しやすく、柔軟性の高い情報配信ツールとして活用されています。
多数の相手に届けられる、一括送信の強み
FAX送信サービスを使えば、数百件〜数千件の送信先に1回の操作で情報を届けることができます。
メールマガジンなど他の一括送信ツールと同様に業務の負荷を抑えながら、紙で届くことによる視認性や、情報の伝達力の高さが大きな特長です。
即日対応ができる「スピード性」
FAXのもうひとつの魅力は、準備から送信までのスピード感です。
紙媒体のDMやチラシでは印刷・封入・郵送などに時間がかかりますが、FAXなら原稿が完成すればその日のうちに配信できます。
たとえば、
- 突発的なセールやキャンペーンの告知
- 期限付きのご案内(特売、予約受付、在庫処分など)
- 地域や業界を絞り込んだ緊急告知
といった場面で、はやくに反応を得たいときに大きな効果を発揮します。
配信結果が「見える化」される安心感
たとえば郵送による案内では、相手に届いたかどうかの確認が難しく、実際に内容を見てもらえたかも把握しにくいという課題があります。
その点、FAX送信サービスでは配信状況をリアルタイムに確認できるレポート機能が搭載されているため、情報の到達状況を正確に把握することが可能です。
具体的には、
- 正常に送信できた件数
- エラーや未達の送信先
- 配信時間やリストごとの送信状況
といった情報が、画面上で数値として可視化できます。
送信後の状況が明確にわかることで、「確実に伝えられたかどうか」の判断がしやすくなり、トラブル対応や再送の判断もスピーディーに行えます。
業務上の安心感や、社内外への説明責任の面でも大きなメリットです。
デジタル施策と連動した活用が鍵
FAX送信は単体でも効果を発揮しますが、Webやメール、SNSなど他のチャネルと組み合わせることでさらなる効果の上乗せが期待できます。
たとえば、
- FAXの紙面上では要点のみ伝え、詳細はWebに誘導
- 二次元バーコードを記載してスマートフォンから申し込みを完結
- FAX送信後に電話やメールでフォローアップを実施する
といった導線を設計すれば、ターゲットの行動を自然に次のステップへと促すことが可能になります。
ターゲティングの工夫で効果を最大化
FAX送信の効果を最大限に高めるには、届けたい相手を明確にしたターゲティングが重要です。
業種や地域、企業規模、役職などで配信リストを作ることで、関心の高い層に内容を絞り込んだ紙面で訴求できます。
とはいえ、実際に詳細なセグメント情報を把握したリストを用意するのは簡単ではありません。
そこで、業界ごとの名簿を活用したり、自社の取引実績や問い合わせ履歴から優先度の高い層を絞るなど、現実的な運用で配信精度を高めることがポイントです。
リストの管理は、Web上で送信リストを扱えるFAX送信サービスを活用することにより、複数の担当者や拠点間でリストの共有・活用がスムーズになります。
現場で得た情報を都度更新していくことで、常に最新のリストで送信ができ、精度の高いターゲティングにつながっていきます。
また、FAX送信サービスの標準的な機能である差し込み印字機能を使えば、企業名や担当者名などを送信先ごとに変えて出力することも可能です。
こうしたパーソナライズ送信により、より丁寧な印象を与えられ、反応率の向上にもつながります。
FAX送信を効率化するには、専用サービスの活用を
FAXの効果を最大限に引き出すためには、「FAX一斉送信サービス」の活用がおすすめです。
たとえば、【L-net Serplix(エルネットサプリ)】は、インターネット経由で、手間なく・スピーディーに・大量のFAX送信を可能にするクラウド型FAX送信サービスです。
【L-net Serplixの特長】
- Webブラウザから利用でき、インストールは不要
- Excelで管理している送信先リストをそのまま活用
- 小ロットから大規模配信まで対応可能
- 送信状況を見える化し、再送信や予約送信もスムーズに
- 安心の国内データセンター運用
など、企業の販促・業務連絡に最適な機能が揃っています。
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まとめ|即効性のある情報発信ツールとして活用を
FAXは「古い」「時代遅れ」と見なされがちですが、ターゲットや目的によっては、他のどの手段よりも即効性と実用性が高い場合もあります。
- 数千件に一括送信できる「情報伝達力」
- 情報をスピーディーに届ける「即時性」
- デジタル連携やターゲティングの工夫による「反応率向上」
といった特性を活かせば、現代の販促活動の中でも有効なチャネルとして活躍できるでしょう。
FAX送信を取り入れることで、見逃していたターゲット層へのリーチや、短期間での反応獲得といった新たな可能性が広がります。