携帯電話やスマートフォンでやり取りできる、便利なサービスが「SMS」です。SMSは個人での利用だけではなく、さまざまな用途で役立つとして、ビジネスシーンで高い注目を集めています。SMSは、一体どのような活用法があるのでしょうか。ここでは、SMSにおけるサービスの市場状況や、活用できるシーン、メリットについて解説します。
目次
SMS(ショートメッセージサービス)の市場は世界規模で成長し続けている
SMSとは、携帯電話やスマートフォンへ、電話番号を指定して短いテキストメッセージを送れるサービスのことです。メッセージの送信に必要な情報は電話番号だけなので、利便性が高く、多くのビジネスシーンで活用が進んでいます。 また、SMS市場は世界規模で成長しており、法人から個人にメッセージを送信するためのサービスが多く登場しています。その配信数は増加傾向にあるとされており、今後も通信インフラとして定着していくことが見込まれているのです。
直近6年で26倍の送信数に(2015年→2021年)
SMSの需要は2011年のキャリア間相互通信の解禁以降、年々高まりつつあります。2021年は送信数26億8,800万通と予測。データが公開された2015年から約6年で約26倍にも成長しています。
2028年にかけてさらに成長する市場と予測
成熟期を終え普及期に入った2021年以降もSMS市場の勢いは衰えず、海外では2028年まで成長すると予測されています。
SMS(ショートメッセージ)サービスが注目されている理由
なぜSMSサービスが注目されているのか、主な理由をチェックしていきましょう。
企業が顧客に直接メッセージを送信できる
SMSの強みは、何といっても「電話番号だけでメッセージを送れる」ことです。多くの携帯電話やスマートフォンは、SMSに標準対応しています。そのため、幅広い端末とその持ち主である顧客にアプローチできるのが魅力です。また、SMSはメールと同様に、顧客に対してメッセージを一斉送信できるのも大きなメリットといえるでしょう。狙ったターゲット層に対し、手間をかけずにメッセージを送信できます。
PCや携帯キャリアのメールアドレスの変更による影響が少ない
メールで顧客に情報を配信する場合、問題となるのが「メールアドレスの変更」です。万が一、顧客がPCや各携帯キャリアのメールアドレスを変更してしまうと、宛先不明でメールが未達になってしまいます。 その点、電話番号はナンバーポータビリティ制度の普及によって、永続性が高いという特徴があります。そのため、電話番号を用いるSMSサービスなら、顧客接点の消失リスクが少ないのがメリットです。どのような時代でも、顧客との接点は重要なポイントになります。永続性の高いツールとして、SMSは非常に役立つサービスといえるでしょう。
※メールアドレスの継続利用ができるオプションサービスを提供しているキャリアもあります(2021年12月時点)
メール開封率の低下やメール離れの影響を受けない
メール配信はコストがかかりにくく、顧客接点として企業で多く活用されています。しかし、せっかく配信しても、迷惑メールとして除外されてしまったり、メールボックスに埋もれてしまったりするケースも少なくありません。一方、SMSは迷惑メールフィルターなどで除外される心配がなく、開封率が高い傾向にあります。開封率を上げたい場合は、SMSサービスを有効活用すると、効果を出しやすくなるでしょう。
SMSを送信する際の注意点
SMSの一斉送信は、原則特電法(特定電子メール法)準拠
SMS一斉送信サービスは、携帯電話番号宛にメッセージを送るサービスですが、送信には電子メールと同じく送信先の同意が必要です。例えば、購入顧客リストに事前の同意なく販促のメッセージを送るのはNG。顧客からの信頼を損ね、クレームにつながる可能性もあります。
SMSは画像が添付できない
SMSは名前の通り「短いメッセージを送るサービス」ですので、電子メールと違って画像の添付や文字の装飾ができません。商品の写真や詳細の説明などをするときは、ECサイトや詳細ページのリンクをメッセージに挿入し、誘導するようにしましょう。
SMSはシンプルなメッセージが原則
一部のSMS一斉送信サービスには「長文メッセージ機能」があります。この機能は最大660文字までのメッセージをまとめて送ることができる機能です。しかし、あまり長い文章を送ってしまうと受信者側にあまりいい印象を与えません。必要な要件を極力シンプルなメッセージで遅れるよう、内容を工夫しましょう。
SMS(ショートメッセージ)サービスの活用用途
SMSサービスは、どのような用途で活用できるのでしょうか。主な活用用途には、以下のようなものが挙げられます。
パスワード再発行や決済情報の二要素認証
SMSが活用できるシーンは多岐にわたり、なかでも多いのが「二要素認証」です。二要素認証は、主にパスワード再発行や決済情報などを行う際に、「本人確認」として設けられているものです。 携帯電話やスマートフォンの「電話番号」と「個人」は結びつきが強く、本人認証を効率的に行える手段といえます。電話番号を用いるSMSサービスは、カジュアルに認証を行えたり、精度が高かったりするなどの理由で、二要素認証で多く活用されているのです。
緊急性や重要度の高いリマインダーや督促
緊急性や重要度の高いリマインダー・督促などの通知方法としても、SMSの活用が広まっています。SMSは開封率が非常に高いという特徴があります。そのため、お店の予約や自宅への配達など、「タイムリーにチェックしてほしい」情報を届ける際にもぴったりなのです。事前にSMSサービスを活用して顧客に事前連絡をしておけば、予約忘れやキャンセルを未然に防ぎやすくなります。 また、督促通知にも役立ちます。たとえば、電気代や水道代などの確定料金や、支払期日について連絡する際にも便利です。さらに、家賃などを支払わずに滞納している人に対しても、電話や郵送などの通知で反応がなかった場合、SMSで督促通知を送ることができます。無視されたくない情報の通知手段として、SMSを活用するのも良いでしょう。
セール情報などの販売促進用途
SMSサービスは開封率が高いことから、セール情報などの「販売促進」にも多く活用されています。どんなにお得なセールなどを行うとしても、情報がきちんと顧客に届いていなければ、マーケティング効果は見込めません。その点、SMSなら顧客にきちんと情報が届きやすく、webサイトへの誘導や、来店数アップなどの効果を期待できます。SMSを利用して販売促進活動を行うことで、顧客接点の強化に役立てられます。
SMS一斉送信サービスを選ぶときのポイント
運用にあったSMS送信パターンがあるか
SMS一斉送信サービスは、一斉送信の他にも・1対1の送信や再送信、予約送信などさまざまな送信パターンがあります。サービスを選ぶ際には、自身の用途に合った送信ができるかをチェックする必要があります。定期的な利用の場合は送信ごとに委託先に依頼する必要があるサービスより、送信する人がすべて自分で操作できるサービスを選ぶといいでしょう。
国内直収サービスであるか
SMS一斉送信サービスは大きく分けて「国際網から送信するもの」と「国内のキャリアと直接接続されるもの」の2つのルートが存在します。国内キャリアでは、スパムからユーザーを守るため国際網から送信されたメッセージを一定数ブロックするフィルターにより、内容は正しくても届かないことがあります。高い到達率が魅力のSMSの利点を損なわないためにも国内直収のサービスを選ぶようにしましょう。
送信作業はシンプルか
SMS一斉送信サービスは便利なサービスですが、送信作業に手間がかかってしまうと元も子もありません。SMS一斉送信サービスを選ぶ際には「送信しやすいか」「送信結果がわかりやすいか」など、契約する前に使い勝手をキチンと確認することが重要です。自社の運用にあったサービスを選びましょう。
SMSサービスを活用してビジネスを加速させよう!
SMS市場は成長を続けており、多くの企業がサービスの活用を検討しています。便利なSMSサービスを取り入れることで、ビジネスをより加速させられるでしょう。どのSMSサービスを利用するか悩んでいる場合は、「SMS HaNa」を選ぶのがおすすめです。「SMS HaNa」は豊富な機能が備わっており、さまざまなビジネスの問題解消に役立ちます。気になる場合は、まず問い合わせをしてみましょう。
SMS一斉送信サービスの便利な機能
SMS一斉送信サービスは、どの企業や団体でも導入しやすいサービスだといえます。導入することで、顧客へスムーズに連絡できたり、損失を防いだりできるので、顧客が多い場合は検討してみてはいかがでしょうか。
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