相手の携帯電話番号さえ分かれば誰でも気軽にメッセージが送信できるSMSは、便利に使えるサービスとして普及しています。この記事では、SMS送信にかかる料金や特徴、注意点について解説していきます。
目次
SMS(ショートメッセージ)とは
SMSとは、ショートメッセージサービス(Short Message Service)のアルファベットの頭文字を取ったものです。SMSの規格は世界共通のものであり、同じ仕様のテキストメッセ―ジが利用されています。
以前はNTTドコモのショートメール・auのCメール・ソフトバンクモバイルのSMSなど、SMSはキャリアごとにサービス名が違い、同じキャリア間でのメッセージツールとして活用されていましたが、2011年7月13日以降は異なったキャリア間でもSMSの送受信が可能になりました。
相互接続が可能となった2011年以降、SMSは世界中で幅広く普及していきます。その数は2021年に約26億8,800万通に達すると予測されています。調査結果の公開が始まった2015年と比較すると、6年で約26倍もの成長を遂げているのです。
そんなSMSには、主に下記のような特徴があります。
携帯電話番号が分かれば送れる
SMSの一番のメリットは「携帯電話番号だけでメッセージが送れる」ことです。多くの携帯電話やスマートフォンは、最初からSMSが使えます。そのため、端末とその持ち主である顧客に直接アプローチできます。また、SMSはメールと同様に、顧客に対してメッセージの一斉送信が可能なため、送信作業に手間がかからないという点も優秀です。
専用アプリケーションのインストールが不要
顧客個人への情報発信で思いつくのは「LINE」などのメッセージアプリではないでしょうか。メッセージアプリは画像や動画などにも対応しているものが多く、非常に便利なものですが、利用にはアプリのインストールと初期登録を受信者が行わなくてはなりません。一方SMSは携帯電話やスマートフォンに最初から搭載されている「機能」にあたるので、携帯電話番号さえ分かっていれば送信先の環境を心配せずにメッセージを送れるというメリットがあります。
メールに比べ到達率が高く、本人に届きやすい
SMSは、メールと比べて到達率が非常に高いと言われています。
誰でもすぐに無料で作れるメールアドレスと違い、携帯電話番号の多くは端末1台につき1つしかありません。そしてその番号の利用者は、当然ですがキャリアの審査を通った契約者本人が使う可能性が高く、なりすましもされにくいといわれています。
また、MNP(ナンバーポータビリティ制度)を利用すれば、契約キャリアを変更したとしても、個人の携帯電話番号が変わることがないため、同じ番号を長く使うという傾向にあります。そのため、キャリアが変わるとアドレスが変わってしまうメールに比べて、本人にメッセージが届く確率が高いのです。
※メールアドレスの継続利用ができるオプションサービスを提供しているキャリアもあります。(2022年12月時点)
文字数に応じて料金がかわる
個人でのSMS送信には、1回の送信ごとに料金がかかります。また、送信する文字数によっても料金が変わります。
※各キャリアによってメッセージの文字分割や詳細料金は異なります。また海外へSMS送信を行う場合は、国内よりも高い通信料金がかかります。
SMS送信にかかる料金(個人の場合)
では本題のSMS料金についてですが、まず個人でSMSを利用する場合は以下の様な料金がかかります。
国内へ送信を行う場合
・1~70文字(半角のみ1~160文字)…3円
・71~134文字(半角のみ161~306文字)…6円
・以降全角67文字(半角153文字)ごと…3円ずつ加算
海外へ送信を行う場合
・1~70文字(半角のみ1~160文字)…50円
・71~134文字(半角のみ161~306文字)…100円
・以降全角67文字(半角153文字)ごと…50円ずつ加算
契約したキャリアによって違いますが、上記の様に文字数によって料金が変わってきますので、事前に詳細を確認しておきましょう。
大手4社のSMS料金
キャリアによってSMSの送信料金は異なります。しっかり確認していきましょう。(2022年12月16日調べ)
docomo
Softbank
au
楽天モバイル
格安SIM会社のSMS料金
一部の格安SIMの利用者もSMSを使うことが可能です。こちらの料金もしっかり確認していきましょう。(2022年12月16日調べ)
LINEMO
UQmobile
ahamo
契約したキャリアによって異なりますが、SMSでは送る文字数によって料金が変わってきますので、事前に詳細を確認しておきましょう。
SMS送信にかかる料金(法人の場合)
次に、法人がSMSを料金する場合の料金についてです。まず、法人から個人へSMSを送信する場合は、携帯端末からの送信はあまり適していません。携帯端末からのSMS送信は、キャリアによる迷惑メッセージ防止策により、1日に200通までしか送信できないという制限や、端末から1件ずつ手作業で送信するのに、手間や時間がかかりすぎるなどの問題があるからです。そのため法人でSMSを利用する際には、SMS送信サービスがおすすめです。
ここでは、SMS送信サービスを利用する際の一般的な料金体系について説明していきます。
料金がする発生するポイントは、大きく分けて以下の4つです。
導入にかかる料金
アカウントの発行や初期設定などにかかる料金です。利用するサービスによっては初期設定料が不要なものもあります。
月ごとにかかる料金
サービスを利用する・しないにかかわらず、月ごとに固定で必要となる料金です。1か月の送信通数に関係なく発生します。また、月額利用料の中には、月内でのSMS最低利用通数分の料金が含まれているケースもあります。
メッセージを送る際にかかる料金
SMSはメッセージを1通送るごとに料金がかかり、送信する文字数に応じて通数の計算が変わってきます。また、サービス提供会社によって「リクエスト課金」と「到達課金」の2種類があります。利用サービスごとにカウントの方法が異なるため、利用を検討しているSMS送信サービス会社へ、事前に詳細を確認しておきましょう。
リクエスト課金
送信結果に関わらず、SMSを送った通数に応じて料金を計算する方式。
到達課金
相手がSMSを受信した結果をもとに料金を計算する方式。
オプション機能を追加する際にかかる料金
これら以外にも、必要に応じた機能を選ぶと、追加で料金がかかることがあります。
送信者番号の登録
ユーザーがSMSを受信した際に誰からSMSが送られてきたのかを確認するために、SMSでは送信者番号が表示されます。SMS送信サービスでは、送信者番号を携帯電話番号以外に市外局番から始まる固定番号・フリーダイヤルなどで設定できるのですが、送信者番号の登録には費用が発生することもあります。
システムとの連携
SMS送信サービスを法人で導入する際、自社システムと連携して使うことがあります。その為に多くのサービス提供会社はAPIを提供していますが、利用には追加で費用がかかる場合があることを覚えておきましょう。
オプション機能はサービス提供会社によって異なるので、自社でSMSを運用する際に必要な要件については、事前に確認をとっておくことをおすすめします。
送信するSMSの料金、送信の作業を行う人件費などから費用対効果も考えたうえで最適な手段を考えていきます。
特に多い数のSMSを送る場合はぜひ検討してみましょう。
SMS HaNaについて
ここでは当社が提供しているSMS送信サービス「SMS HaNa」の特徴や、便利な機能についてご紹介します。
国内直収で安心・安全
当社が提供しているSMS送信サービスの「SMS HaNa」では、国内正規ルートを経由したNTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの4キャリア直収接続を利用しており、高品質で99%という高い到達率でサービスを提供しております。
送信者番号の無料設定
「SMS HaNa」は送信者番号の登録が無料で行えます。また、送信者番号の変更や追加も無料対応。お客様の用途に応じて番号を使い分けられます。
送信者番号は市外局番から始まる固定電話番号や、フリーダイヤルでの登録も可能。会社の電話番号を送信者番号にしておけば、受信者がインターネットなどで調べることができるので、安心感にもつながります。
その他便利な機能
URLを22文字に短縮してトラッキング
文字数制限のあるSMSでは、メッセージ内にURLを入れることでWebに誘導する手法がよく取られています。「SMS HaNa」では1メッセージ内に最大2つまで「短縮URL」を挿入できます。URLの文字数に関係なく、1URLあたり22文字に短縮可能。また、短縮URLをクリックした受信者を確認できる「トラッキング」機能も利用できます。
業界最多の差し込み機能
差し込み設定とは、宛先や会員番号など、送信先ごとに個別の情報をメッセージ内に差し込むことができる、1to1マーケティングに有効な機能です。「SMS HaNa」は、業界最多の10ヶ所までの差し込みが可能です。
長文SMS機能
SMSは通常1通最大全角70文字までの制限がついているものですが、SMS総シオンサービスを使えば、それ以上のメッセージが送れます。送れる最大文字数はサービス提供会社によって違いますが、「SMS HaNa」では660文字まで送ることができます。
以上が、SMS送信にかかる価格相場や特徴についてです。いかがだったでしょうか。
個人だけでなく法人でも幅広く活用されているSMS。この機会に当社「SMS HaNa」の導入を検討してみて下さい。