個人間のコミュニケーションや企業から個人への通知など、利用の幅が広がってきているSMS(ショートメッセージサービス)。スマートフォンのアプリへ登録した際に届く「登録完了のお知らせ」や、通販サイトからの「発送通知」、Webサービスへログインする際に使う「セキュリティコード」など、皆さんのスマートフォンにもよく届いているのではないでしょうか。
今回はそんなSMSで写真、画像や動画を送る方法など、SMSをより便利に使える情報をお伝えいたします。
SMSとは?
そもそもSMSとは何なのでしょうか?メールなどとの違いを解説していきます。
メールアドレスよりも送信先が変わりにくい
久しぶりに連絡を取りたい相手へメールを送ると、届かなかったということはありませんか? 自由に登録・変更できるメールアドレスはキャリアやプロバイダの変更により、変わってしまうことが多々あります。SMSは携帯電話番号あてにメッセージを送信するサービスです。格安SIMの登場などにより契約キャリアを変更する人は多くありますが、番号はそのまま使う傾向にあるため、SMSはメールに比べて本人に届きやすいと言われています。
SMSで写真や動画の送受信はできない
SMSで送ることができるのはテキストのみで、写真、画像や動画などのファイルは送信できません。
しかし、次世代型のSMSであるRCS(Rich Communication Service)を使えば、携帯電話番号しか知らない人へも送ることができるようになります。
次に、具体的にいくつかのサービスをご紹介します。
スマートフォンからSMSで写真や動画を送る方法
MMS
MMSは「マルチメディアメッセージサービス」の略で、各キャリア独自のメールアドレスを使って送る、いわゆる「キャリアメール」です。他のキャリアとの通信は通常のメールとして扱われますが、同じキャリア同士の送受信の場合はSMSのようなインターフェースでメッセージのやり取りができます。送信はパケット通信で行われるため、定額サービス等に入っていれば無料。入っていなければパケット通信料がかかります。
しかし、キャリアメールを使用することからキャリアのサブブランドなど一部を除き多くの格安SIMには対応していないことや、楽天モバイルにも対応していない(※)ことにも注意が必要です。※2023年2月現在
iMessage
iMessageはiOS独自のRCSアプリで、画像などのやり取りが可能です。メッセージのやり取りに電話番号やApple IDを使用し、iOS上でSMSなどのメッセージ機能を使うと自動的にiMessageに切り替わります。受信者がiMessageに対応していない場合は、自動的にSMSやMMSに切り替えて送信されます。
iMessage同士、またはiMessageとMMSとの通信であれば通信料金はパケットのみになりますが、相手がSMSの場合は送信ごとに料金がかかります。
プラスメッセージ
プラスメッセージはNTTドコモ、au、ソフトバンクが共通規格で提供しているRCSです。専用のアプリケーションをインストールすれば、電話番号を使って画像や動画、長文のメッセージの送受信が可能になります。プラスメッセージのやりとりにはパケット通信が使われますが、送信先が対応していない、プラスメッセージをインストールしていないなどがある場合は自動的にSMSに切り替わり、送信料金がかかります。
パソコンからSMSで写真や動画を送る方法
法人が顧客などへ向けたSMSを送信する場合はパソコンから送ることが多いでしょう。作業量や送信数制限などの問題があり、スマートフォンからの送信は適していないからです。
特に取引先などに一斉にSMSを送信する際には、SMS送信サービスを使うのが一般的です。
パソコンから送る場合も写真、画像や動画の添付はできません。添付したい場合は以下のような方法で対応します。
写真や画像をWebにアップロードし、URLをメッセージに挿入する
SMSはメッセージ内にURLがあると自動的にリンクが貼られ、タップするとそのURLにジャンプします。見てもらいたい写真、画像や動画をあらかじめWebにアップロードしてそのURLをメッセージ内に挿入し、送信することで受信者に届けられます。
しかし、アップロードしたURLがあまり長いとSMSの文字数制限を圧迫するため、画像のリンク先は送れても文量が不足してしまうという新たな課題が生まれます。
短縮URLで写真や画像のURLを短くする
皆さんのSMSの受信ボックスに、「bit.ly」や「ow.ly」などで終わる短いURLを見たことはありませんか? これらは「短縮URL」というサービスを使って送られたURLです。「短縮URL」は、指定のURLを自動的に短いものに変換してくれるサービスです。このサービスを使えば、文字数の消費を抑え、かつ写真、画像や動画も届けられるようになります。また、短縮URLを提供しているサービスの多くは、だれがいつURLをクリックしたかを解析できる「トラッキング機能」を提供しています。メッセージの短縮のためだけでなく、アクセス解析としても短縮URLの利用は有効です。
SMSで写真を送りたい場合は、アプリやサービスを活用しよう
テキストだけを送るSMSも、使い方次第で画像や動画にも対応していることがおわかりいただけたでしょうか。
個人間であればRCSアプリを使えば解決できますが、RCSは現状万人に浸透しているサービスではなく、提供サービス会社もまだ多くはありません。
特に法人から顧客へなど確実に届けなければならない内容は、SMS送信サービスを使って効率よく確実な業務運営を検討してみてはいかがでしょうか。
日本テレネット「SMS HaNa」の特徴
最後に、当社のSMS送信サービス「SMS HaNa」の特長をご紹介します。
SMS HaNaは短縮URL作成機能が無料で利用できるため、画像や動画を送りたい場合にも最適です。
豊富な導入事例もございますので、ぜひ一度お問い合わせください。
国内4キャリア対応の国内直収サービス
SMS HaNaは、NTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの4キャリア対応の国内直収サービスです。海外回線を利用しないため、大事なメッセージを高い確率でお届けします。
発信者番号の設定・追加を無料対応
メッセージの受信時に表示される「発信者番号」の設定や追加を無料で行います。複数の発信者番号の利用も可能です。
送信リストの共有が可能
Web上に送信リストをアップロードし、管理できます。送信の条件設定や重複チェック、除外リストなど安全・確実にメッセージを届けられる機能をお使いいただけます。