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より顧客にアピールできるFAXDMの文面とは?
FAXDMの紙面を作る際、一番注意すべきことは「訴求力」です。しかし、実際に原稿を書き始めてみると、書きたいことが決まらなかったり、どう書けばアピールできるのかわからなかったりすることもあるでしょう。 しかし、あきらめることはありません。ここでは、FAXDMの文面の、上手な書き方についてご紹介します。
文章を書くときの心構え
FAXDMで顧客の興味を惹くためには、おもに商品やサービスを文章でアピールすることになります。しかし、A4用紙1枚のFAXで、送信先の担当者に興味を持たせるにはどのようにしたらいいか頭を悩ませすぎて、結果的に筆が進まないケースもあります。 しかし、FAXDMの文面は、最初から完璧に仕上げなくても良いのです。もちろん、「何をどのように書くか」というセオリーはありますが、それが必ずしも正しい結果に結び付くとは限りません。ですから、回を重ねるごとに少しずつ修正していき、反応率を上げていくことがセオリーともいえます。 そこで、「後で修正すればいいんだ」と考え、完璧主義を捨ててしまえば、気軽に文書を書くことができるのではないでしょうか? 文章を書くことに対して苦手意識を持っている人も、完璧でなくていいのですから、最初から書くことをあきらめてしまわずに、まずは書いてみることから始めましょう。
「どんなメリットがあるのか」を明確にしよう
文章を書く心構えがわかったら、次は受け手にしっかりと刺さる文面を考えます。一番書かなければならないことは、「その商品・サービスでどんなメリットが得られるのか」になります。 例えばスマートフォンであれば、売る側がアピールしたいのは画面の大きさや美しさかもしれません。しかし、その情報では不十分です。「大きくて美しい画面」だから、「長時間の使用でも目が疲れにくい」「高品質の動画を楽しめる」など、具体的なメリットにつなげることで、よりわかりやすく刺さる文面になります。 その商品を使うことで、どのように便利で快適になるのかなど、メリットがはっきりわかる文面を心掛けましょう。
具体的なFAXDMの構成要素と書き方
実際にFAXDMの文面を作る上で、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。細かく挙げていくときりがないのですが、受け手に商品の魅力を伝え、購買行動を起こさせるために必要な要素について、代表的なものをいくつかピックアップしてみましょう。
シンプルでわかりやすいキャッチコピー
キャッチコピーは、シンプルでわかりやすいことが大切です。ですから、テレビCMや広告ポスターのような、イメージ寄りの「カッコいいコピー」にならないよう、注意しましょう。 内容的には、受け手が何とかしたいと思っている課題や問題を、この商品なら解決できるという、具体的な提案を感じさせる必要があります。 例えば「新規顧客の開拓にお困りではないですか?」「交通費の精算がたった5分で完了」など、具体的なキャッチであれば「えっ、そんなことができるのか?」と、その先を読みたくなるものです。
簡潔な商品紹介
売り込みたい商品やサービスは、つい長文で説明したくなるものです。しかしそれは、FAXDMの次のステップである「問い合わせ」の段階で詳しく説明できます。 FAXDMでは、詳しい商品紹介ではなく、「この商品でこれができる、あれもできる」というメリットを並べたほうが、相手の興味を惹くことができるでしょう。
特徴や独自性をアピールする
競合製品と差別化を図れる特徴や独自性があれば、強くプッシュしましょう。そして、得られるメリットも併記します。 「ほかにはない商品だから、こんなことができる!」というテキストは、強力なアピールとなります。
限定性とオファー
人は、「限定」という言葉に弱いものです。「このFAXを受け取った方限定のご案内です」という言葉を聞くと「せっかくだから申し込まないと」という気になるものです。また、締切日が入っていないと「少し検討してからにしよう」と後回しにされることもあるので、「今月末までの限定価格です」など、申込み期限は明確に設定しておくといいでしょう。 同時に、「今なら使用料1ヵ月分無料!」などの特典(オファー)があれば、より強く購買行動に結び付けることができます。
共感を醸成するユーザーボイス
BtoCなら「利用者の声」、BtoBなら「導入事例」など、ユーザーボイスを入れることも有効な手段です。ユーザーボイスは、ボリュームがなくても構いません。どのような課題や問題があり、導入したことによって何がどう変化し、どんなメリットが得られたか。それを簡潔にまとめるだけで十分です。 導入事例は見込み顧客にとって、「この商品をうちで導入したら、どうなるだろうか」という疑問に対する答えであり、不安の解消にも役立ちます。
より優れたFAXDMの文章を作るには
先にもご紹介しましたが、FAXDMの文面にセオリーはあっても正解はありません。そもそも、商材や配信先の業界によっても、反応が違ってくるからです。そこで、まずはセオリーを押さえつつ、少しずつ修正をかけて「売れる文面」に育てていくことがコツといえます。 なお、FAXDMの文面の作成がどうしてもできない場合、日本テレネットではプロのライターによる原稿作成サービスをご用意しています。このサービスを使えば、蓄積されたノウハウを基に制作された、完成度の高い原稿を手に入れることができます。そして、その原稿をベースに手を入れていき、大きな反響を得られる「強い原稿」に仕上げていきましょう。