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送信先の名簿やリストがない…それでもすぐに使えるFAX DM
FAX DMで新規顧客の開拓をしたい場合に必要なのが、送信先の法人リストです。しかし、手元に十分な送信先がない場合には、どうすればいいのでしょうか。方法のひとつとしては、業者から法人リストをレンタルすることです。ですが、法人リストをレンタルする際、件数の多さに気をとられてはいけません。 ここでは、FAX DMにおける「良い名簿」とは何かについてご紹介しましょう。
名簿がなくてもOK!法人リストレンタルサービス
まずは、法人リストのレンタルサービスについて簡単にご説明しておきましょう。 見込み顧客を対象にFAX DMなどで新規営業をかける場合、イベントへの出展や問い合わせなどで収集した手持ちのリストを使うことになります。しかし、何の接点もない新規開拓の場合には、まず送信先の法人リストを調達しなくてはなりません。
このような場合、専門の名簿業者からリストを購入するか、FAX DMの業者から法人リストをレンタルする方法が考えられます。 購入でもレンタルでも、所在地や企業規模、業種など、さまざまな条件で絞り込むことができますので、希望に沿ったリストが抽出できます。
良い名簿は件数だけでは決められない
こうした名簿の良し悪しは、全体の登録件数で語られることが多いものです。例えば、法人リストの全登録件数が10万件と100万件とでは10倍の差がありますので、そこから絞り込みをかけるのであれば、元の数が多いほうが、より多くの条件に合った送信先が得られると考えがちです。 しかし現実には、そう簡単にはいきません。それが購入したものでもレンタルであっても、法人リストには、件数よりも「精度」が重要だからです。
古い名簿で問題になる、送信先の確実性
法人リストで重要な精度とは、どういうことなのでしょうか。実は、法人リストは、時間とともに精度が劣化するのです。例えば、規模の小さな企業の場合、社員の増減や事業内容の変化によって移転することもありますし、倒産している可能性もあります。 つまり、名簿の作成から時間が経った法人リストには、その場所には存在しない会社のFAX番号が潜んでいることがあるのです。この場合、送信したFAX番号は別の会社や個人が使っていることもありますので、送信したFAXは無駄なだけでなく、相手に迷惑です。 リストアップされたFAX番号と会社名が、今も生きているのかどうかは、リストを見ただけでは判断できません。
番号の重複は企業イメージを落とすことも
精度の良くないリストでは、1つのFAX番号に複数の部署名がリストアップされているケースがあります。こうした重複は、社内で部署名の変更があったり、担当部署が変わったりなど、さまざまな理由で発生します。定期的なメンテナンスをしていれば、すぐに発見できるものですが、そうでない法人リストでは、このような重複が起こります。 この場合、受信先にとっては「営業FAXが、宛名を変えて何枚も送られてくる」という状況ですので、新規営業どころかクレームに発展しかねません。
対象業種を広げすぎるのは非効率的
業者が持っている法人リストに登録されている企業情報は、複数の業種にまたがっていることがあります。例えば、飲食の卸業を営む商事会社が、過去に飲食店を経営していたような場合、リスト上に「飲食関連小売業」や「飲食店業」という業種まで登録されていることがあるのです。そのため、飲食店向けの商材を新規営業するために「飲食店」で検索すると、この商事会社がヒットしてしまう、ということが起こりうるのです。 ひとつの企業が複数の業種を運営するのはよくあることです。しかし、送信先の精度をより高めるためには、法人リストから検索条件をできるだけ詳細に絞り込んだほうが良い場合が多いのです。
FAX DMにおける「良い名簿」とは?
法人リストについてご紹介してきましたが、FAX DMに適した「良い名簿」とは、どのようなものなのでしょうか。 まずは、リストの登録件数が十分であること。そこに登録されたデータの精度が高く、定期的にメンテナンスされていること。これらの条件をクリアしていれば、それは良い名簿だといえます。
例えば弊社の場合、全国1,200業種、約400万件の法人データを持っています。この膨大なデータは、法人サイトから収集したものではなく、法人データを専門に扱う企業と連携して制作したものです。 データのソースが明らかで、信頼性と精度については申し分ありません。さらに、データベースには定期的なメンテナンスを施し、送信先が生きているか、重複はないかなどをチェックして、修正を重ねています。
良い名簿は、FAX DMの成果に大きく影響する、とても重要な要素です。購入するにしろレンタルするにしろ、法人リストを使う際には、登録件数に惑わされず、メンテナンスの行き届いた精度の高いリストを使うようにしましょう。